なお、東京藝術大学油画の卒業生より寄贈していただきました作品は本WEBサイトにて掲載しているほか、みなかみ町での保存・活用は継続して行っていただく様、町との話し合いは行っております。今後の運営は、みなかみ町に一任しておりますため、変更が生じる場合もございますことをご了承願います。
これまでの皆さまのご協力に感謝いたします。
今後も、皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
その取組の第二弾として、今年度町長賞のもう一人の受賞者、中村光美さんに、作品についての作者インタビューを行いましたので、以下に動画を公開いたします。
撮影日:2021年10月21日(木)
撮影場所:道の駅 水紀行館 展示室
話し手:中村光美
撮影協力:吉田晋之介、奥山鼓太郎、柴田みづき
編集:吉田晋之介
その取組の第一弾として、今年度町長賞受賞者の奥山鼓太郎さんに、作品についての作者インタビューを行いましたので、以下に動画を公開いたします。
撮影日:2021年3月30日(火)
撮影場所:道の駅 水紀行館 展示室
話し手:奥山鼓太郎
撮影協力:上田智之、吉田晋之介、中根唯、中村光美、柴田みづき
編集:吉田晋之介
みなかみ町と東京藝術大学大学油画専攻では、「文化・芸術による創造の町」を目指しまちづくりの一環として、一年に一度行われる東京藝術大学の卒業制作展に出品された油画専攻学生の作品のうち、優れた作品を町の実行委員が中心となって選考し、その中で得票の多かった3作品までに「みなかみ町長賞」を付与すると共に、町内の公共施設を利用した町民へ向けた町長賞作品の展示を行うことと致しました。
「道の駅 水紀行館」の一角にて、展示スペースを設け、中村光美(なかむらひろみ)さんの作品を常時展示中です。
この機会にぜひ足をお運びください。
(開館時間等は、施設の規定に基づいて決められております。詳しくは、「水紀行館」のホームページをご確認ください。)
みなかみ町と東京藝術大学大学油画専攻では、「文化・芸術による創造の町」を目指しまちづくりの一環として、一年に一度行われる東京藝術大学の卒業制作展に出品された油画専攻学生の作品のうち、優れた作品を寄与、収蔵をして参りましたが、2020年度学生の作品から、町の実行委員が中心となった選考会が行われ、その中で得票の多かった作品に「みなかみ町長賞」を付与すると共に、町内の公共施設を利用した町民へ向けた町長賞作品の展示を行うことと致しました。
その取組の第一弾として、今年度町長賞受賞者の奥山鼓太郎さんに、改めて作品についてのオンラインインタビューを行いましたので、以下に全文を公開いたします。
(写真は、新型コロナウィルス感染対策を十分に行なった上で、関係者のみで2021年3月にみなかみ町で町長賞授与式を行なった時の様子です。)
自分は、青空をモチーフにした絵画を以前から継続して制作してきました。これらは絵の中で、広がる自然の空間と、手前に配置した人工物との対比から人の営みの中にある距離感や遠いものと近いもののような相反する関係性について考えることをテーマに描いてきました。
賞をいただいた卒制作品では、そこから展開して、空と対比される前景のモチーフを登場させずに、広い青空だけで画面を成立させるように試みました。
これは、絵を見るために鑑賞者が(制作の中では描くために自分が)巨大なキャンバスの前に立つ時、見る人と絵画の表面、画面内の空間との間に関係性が生じている事を感じて、見る事で自身を通して自然との距離感や気配を意識してもらえると考えました。
まず、自作を町長賞に選出していただいたこと、そして町民の皆様に見ていただいた事やその機会を下さった事に改めて感謝いたします。本当にありがとうございました。
卒業制作作品は、学生生活の集大成として制作する事からその多くが大作になる傾向があり、卒制展示の後の管理や再度発表することの難しさが課題となっていると思います。
自分の制作も同様に、卒制後に再展示が出来るということは全く考えていなかったので、こうして再び展示発表できた事は本当にありがたい機会となりました。ありがとうございます。
作品の絵画空間と、展示場所という作品をとりかこむ現実空間の接続を感じました。
自分の制作は、本作を含め、空を主体として自然の景観を大きくモチーフとして扱うものが多くあります。
展示させていただいた水紀行館の場所からも、広がる空と並び立った山々、その下に川が流れている自然の雄大さや豊かさが並列しているような光景があって、絵画空間と互いに呼応する様に展示ができた事が良い経験となりました。
言葉と言葉の隙間にあるような、言い表れない気配みたいなものについて考え、それらを捉えることが、自分の制作の中で重要な要素であるように考えています。
常にその時の自分の考えが制作の起点となり、思考することの変遷が制作の展開となっていくと考えます。長く制作活動を続けることで、先には常に、今の自分が想像していない様な展開の制作があればいいなと思っています。
奥山さんからのQuestion
美術大学との提携プロジェクトというこの枠組みで、今後どんな活動があると面白そうだと思いますか?
搬入の際にこれまでに収蔵された作品の保管されている様子を拝見し、それらの作品を見てみたいと思いました。住人の方々は、町の中で恒久的に美術作品を設置してほしい場所はあったりしますか?また、どんなところに作品があったら生活の中で良い存在になりそうですか?
提携プロジェクトとしては「地域課題解決型」として本町の課題と芸大生が持つ芸術性を活かしたものが面白いと思います。
作品展示ですが、今後も多くの住民が作品に触れる機会を作るために、公共施設を中心とした継続的に作品が見れる場を提供できればと思っています。また、日常的な家庭レベルでも作品に関心を持ち生活に溶け込めるようになるのが良いと思っています。
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以上、インタビューの全文でした。
また、現在も新型コロナウィルスの影響による緊急事態宣言が発出されている最中ではありますが、展示はされておりますので、町内の方にはぜひ無理のない範囲で本物の作品をご覧いただけましたら幸いです。(開館時間などは、会場の方針に従っておりますので、最新の情報は水紀行館のホームページをご確認ください。)
奥山 鼓太郎 個展 「いまここ」
2021年3月30日 [火] – 9月20日 [月]
9:00 – 17:00
道の駅「水紀行館」水産学習館横 (群馬県利根郡みなかみ町湯原1681-1)
無休
なお、こちらの展示終了後は、2人目の町長賞受賞者中村光美(なかむら ひろみ)さんの展示を予定しております。
引き続き、展示をお楽しみいただければと思います。
(東京藝術大学 油画 担当)
みなかみ町では、「文化・芸術による創造の町」を目指しまちづくりを進めています。
その取組の一環として、東京藝術大学の卒業・修了制作から作品の寄贈を受けて「みなかみコレクション」として収蔵し、町内文化施設等への展示などを通して活用しています。
この作品収蔵事業は2006年度(平成18年度)から2020年度(令和2年度)まで継続され、2021年度からは「みなかみ町長賞」へとリニューアルしています。
この度、これまでに収蔵した「みなかみコレクション」作品を一覧できるページ「WORKS」をリニューアル公開いたしました。
町内各所で展示活用されているコレクションをぜひご覧ください。
今後も徐々に記事や情報を増やして参りますので、今後とも宜しくお願い致します。
]]>みなかみ町と東京藝術大学大学油画専攻では、「文化・芸術による創造の町」を目指しまちづくりの一環として、一年に一度行われる東京藝術大学の卒業制作展に出品された油画専攻学生の作品のうち、優れた作品を町の実行委員が中心となって選考し、その中で得票の多かった3作品までに「みなかみ町長賞」を付与すると共に、町内の公共施設を利用した町民へ向けた町長賞作品の展示を行うことと致しました。
「道の駅 水紀行館」の一角にて、展示スペースを設け、奥山鼓太郎さんの作品を常時展示中です。
この機会にぜひ足をお運びください。
(開館時間等は、施設の規定に基づいて決められております。詳しくは、「水紀行館」のホームページをご確認ください。)