「いのち」

いのち_阿部有加
阿部 有加 / ABE Yuka
- 2008年~2009年
- 181.8×227.3cm、キャンバスに油彩
- 私は「いのち」を描きたい。命の持つ存在感、躍動感、生命力、情熱。美しさ、力強さ、矛盾、儚さ。沢山の命の重さや価値は全て平等であるということ。
無駄に存在する命など一つもなく、無駄にしてよい命などない。一つ一つの命が互いを尊重し、思いやりと愛を持って接する事が出来たなら。
全ての命達の未来が明るく素敵なものになりますように
「花火」

花火_池田由佳利
池田 由佳利 / IKEDA Yukari
- 2009年
- 116×90cm、ベニヤにクロス貼り、油彩
- 不安定に屋上の端に立ち、こちら側を見つめているのは自分です。遠くの降りしきる雪とは対照的に、こちら側では止みかけています。柵の無い屋上は外界から切り離れ先程までの気配を残しつつもひたすらに静かです。日常で、まるで永遠と思われるような瞬間を意識する時があるでしょう。この一瞬の今日がもう来ない事を日記のように残しています。
「生老病死」

生老病死_繪畑彩子
繪畑 彩子 / EBATA Ayako
- 2008年~2009年
- 41×2105cm、和紙、木版画
- 生き物は皆、生をうけ、老い、患い、そして死んでいきます。そしてまた生をうけてと繰り返す……そんな仏教用語に基づき、現代の風刺を織り交ぜて描きました。
「ふたしかなけしき」

ふたしかなけしき_菅野舞子
菅野 舞子 / KANNO Maiko
- 2008年~2009年
- 100×160×120cm、ミクストメディア
- 記憶にこびりつく景色と目の前のある様なない様な不安定な景色との境目にあるかたち
「風景」

風景_菊浦友紀
菊浦 友紀 / KIKUURA Yuki
- 2008年~2009年
- 181.9×227.5cm、キャンバスに油彩
「パリナーマ」

パリナーマ_木下拓也
木下 拓也 / KINOSHITA Takuya
- 2008年~2009年
- 181.8×227.3cm、油彩、アクリル、白亜地、パネル
- パリナーマという作品名は回転する、変化する、廻るという意味を持っている。訳すと回向となる。
回向とは仏教用語だが、ここでは仏教の概念からこの作品が創作されたのではなく、生命や人間の意識、思念のようなものが自然にもしくは宇宙に還って行きまたどこかで新たな生命が生まれるという一つの原理をイメージした作品。
人の思念や物質としてではないエネルギーは、どこに行くのかわからないが、この星、あるいは宇宙にまで廻るのだろう。
「2008~2009」

2008~2009_小塚直斗
小塚 直斗 / KOZUKA Naoto
- 2008年~2009年
- 181.8×227.3cm、パネルに白亜地
- 世界を前にして人はちっぽけである。広大な宇宙で自分を見失わないように人は言葉によって世界を平面化した。無意味や矛盾は許されない世界、あらゆる事象に「根拠」「理由」「歴史」「意味」をあてがい言語化された世界はむなしく息苦しい。言葉で埋め尽くされた世界において言葉の隙間をみつけることは難しい。言葉の外へ、自意識(自我)の外へ向かっていくしかない。私の外側に広がる世界と関係し感じたいだけ。意味なんてなくていい。僕の回りに広がる世界を、また僕自身をあるがままに受け入れていければと思う。
「everything で nothing-物1-」他15点

everything で nothing(シリーズ)_高井史子①

everything で nothing(シリーズ)_高井史子②
高井 史子 / TAKAI Fumiko
- 2008年
- 43×43cm、90×90cm、100×155cm、150×230cm他/パネルに油彩
- 「everything で nothing-物-」1-6/「everything で nothing-水-」1-4/「everything で nothing-森-」/「everything で nothing-窓-」1-2/「everything で nothing-果て-」/「everything で nothing-空-」計15点
「三門」

三門_田頭尚和
田頭 尚和 / TAGASHIRA Naokazu
- 2008年~2009年
- 146×340×20cm、アクリル板、MDF、石膏プラスター、ウレタン塗料
- この作品にメッセージは有りません。作品全体が大きく存在感を大きく出すように制作しました。見る人が作品の中に入っていくのではなく、その物質感と対面することを想定しています。
「星の座-Ⅰ」

星の座-Ⅰ_高橋涼太
高橋 涼太 / TAKAHASHI Ryota
- 2009年
- 202×111cm、板に油彩、ワニス、エポキシ樹脂、電気機器
- 光と絵画との関係について考えた作品です。現実の空と同じように、周囲が暗くなるほどに、また暗さに眼が慣れてくるほどに見える星の数が増えていきます。
「夢現」

夢現_畑澤瞳
畑澤 瞳 / HATAZAWA Hitomi
- 2002年6月
- 227.3×181.8cm、和紙、岩絵具
- 眠りに就く瞬間の夢と現実が溶け込むような感覚を描きました。
夢と現実は普段なら絶対に一緒になることは無いですが、自分を介することでまどろんだ一瞬だけ融合します。
また、描かれている花はキダチチョウセンアサガオといって下向きに垂れ下がった花をつけます。
しかし、美しい花や甘い香りとは裏腹に意識混濁などを引き起こす毒草でもあります。
その相違が興味深く、感覚と結び付けることでより混和していく様子を表現しました。
「like a prayer」

like a prayer_皆川俊平
皆川 俊平 /MINAGAWA Shunpei
- 2008年
- 162×227.3cm、カンバスに油彩
- 「シャーマン≒祈るもの」のように。空からの俯瞰で、また海の底から見上げるように、桃源郷へアクセスするための、祈りを捧げるように描く。
「海岸 おおいそ」

海岸 おおいそ_弓削真由子
弓削 真由子 / YUGE Mayuko
- 2009年
- 300cm×107cm、カンバスに油彩
- 海の砂浜と海で拾った物を描きました。よく見ると、謎の粒がいっぱい落ちている砂浜へ行くのは楽しい事です。